トロイの木馬やワームなどのウイルス対策

セキュリティソフトの検出率を実名で比較

セキュリティソフトの性能は、第三者機関による公正な比較によってわかります。一般的にどの第三者機関においても評価されたソフトがウイルスに対して強いソフトであると言えるでしょう。

ここでは、第三者機関として2002年から評価を行い続けているAV-Comparativesの総合評価結果と、イギリスの有名なVB100 awardを取り上げて、各セキュリティソフトの実力を比較しています。

AV-Comparatives

AV-Comparativesは、アンチウイルス製品の性能を比較する第三者調査機関の一つです。このAV-Comparativesの特徴は、既存ウイルスに対する検知率や誤検知率だけでなく、未知ウイルスに対する検知率や誤検知率、さらにはスキャンスピードなども評価しているところです。

特に最近は新しいウイルスが亜種を含め1.5秒に1個発生しているといわれており、未知のウイルスにどれほどの効くかがセキュリティソフトに問われてきています。このAV-Comparitivesの結果を見ると、総合的に強いセキュリティソフトが分かってくるかと思います。

AV-Comparitivesでは、毎年2月と8月に既存ウイルスに対する検知率・誤検知率やスキャンスピードの調査を、5月と11月に未知ウイルスに対する検知率や誤検知率の調査を行っています。

最もADVANCED+を獲得しているのはESETスマートセキュリティとなっており、G Dataやカスペルスキー、ノートンなどの総合評価が高いことが分かります。

一方日本で普及しているウイルスバスターやウイルスセキュリティZEROは、これだけを見てみると、かなり性能が悪い印象を受けてしまいます。特にウイルスバスターは公式ホームページで謳っている性能比較とは全く違う結果が出てきているので、もし検討されていれば注意してみてください。

VB100 award

「VB100 award」は、イギリスのVirus Bulletin社で年に6回実施されているテストです。世界2カ所以上で感染が報告され、感染力が強いと判定されたウイルスをまとめた「ワイルドリスト」と呼ばれるリストに登録されているウイルスをすべて検知するだけでなく、誤検知が一切ない製品に与えられる賞です。

ただし賞をもらったからと言って性能が優れているわけではなく、たまたま100%駆除できたとしても賞がもらえるので、ここではチャレンジ回数に対する成功率で比較すると本当の性能が分かります。

VB100の結果は、ESETスマートセキュリティがダントツで成功率が高い結果となっていました。次に高かったのがノートン。そして最も低かったのがウイルスバスターでした。ただしウイルスバスターは2008年以降VB100には参加していないので、できれば参加して最近の性能を見てほしいところです。

このように第三者機関の結果から、ESETスマートセキュリティがかなりの検知率や駆除率を誇っていることが分かりました。続いてノートンやG Dataなどの評価が高かったようですが、一番問題視しなければならないのが、日本で一番普及しているウイルスソフトであるウイルスバスターの評価がかなり低く、参加率も少ないということ。公正な第三者機関で評価してもらうことで初めて対ウイルスの効果を証明することができるので、今後ウイルスバスターにはぜひ参加してもらって評価を受けてもらいたいところです。